
原始林を伐採し、そのまま自然に任せておくと、山斜面がコナラ中心の雑木林となる。

沢の立ち上がりから山腹まで雑木林だ。
岩混じりの尾根に、黒木、更に高度を上げれば、森林限界となる、山の植生が確定される。

伐採をまぬかれたブナ。
雑木林の中で育ち、その子孫は長い年月を費やせば、コナラを追い越し、元にあったブナ林へと移行する。

登山靴を隠す落葉のなかをトレッキング。

夏から秋にかけて、きのこ発生が見られる雑木山斜面。
山斜面にある雑木林、下野における特異な存在で、原始林にない山の幸を約束してくれる、ありがたい自然空間である。