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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2009年 06月 22日

649  下野会津、国境を歩く

梅雨の合間に稜線トレッキング
源流イワナ釣行の疲れもあるものの天気情報によれば、午前中は雨降りにはならない予報なので、朝から昼までの時間を使い、栃木福島県境尾根を歩く。
自分自身の体力維持、それはとことん歩き疲れた以外、毎日が山トレーニング日課を最良としている。
疲れは誰にでもある。
疲れを和らげる、休養は大切だ。
けれども多少の疲れがあった場合、その特に休んでしまえば、自分の体力はその地点でストップしてしまう。
私はかなりハードの体力消耗であっても、あまり休憩はとらない。
疲れがあってもなお強力な体力を要する山歩きをやっている。
「疲れても頑張るエネルギーを生む」、ラストの極限体力を維持させる、これでもかの体力を使う、山トレッキングを重ね合わせれば、年齢相応の体力アップにつながるのではないかと、日々努力している。
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サルナシの蔓。
今年は実がなっていない不昨年らしい。
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ヤマブドウ。
所々ブドウの花が咲いている。
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豊作を期待する、ヤマブドウの花。
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渓沿いの斜面を好んで自生する、ヤマハンノキ。
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束生する特徴を持つ、イヌブナ。
下野ではイヌブナのことをシロブナといっている。




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夏から秋に発生する、ツチグリ残骸。
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天望台から県境稜線を望む。
主稜は深いガスに包まれている。
まさに梅雨らしい風景である。
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県境尾根へ導くヤセ稜線に黒木帯が繁る。
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キタゴヨウマツの根元に野生の証。
おそらくツキノワグマの仕業だ。
樹皮を剥き、キタゴヨウマツのヤニをクマがなめる場所がこの樹木である。
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サワラとミズナラ。
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主幹より根元の方が生長している、キタゴヨウマツ。
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マイタケが期待できるミズナラ。
尾根を好んで自生できる樹木である。
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ツタウルシを絡ませているミズナラながら、他樹木と競い合いながら、樹冠位置まで頑張って生きている。
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地衣類に寄生されたブナ樹幹。
ブナ紋様が面白い。
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光合成ができない幽霊草の愛称がある、ギンリョウソウ。
梅雨から初秋まで山斜面を彩る。
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国境尾根に到着すれば、巨樹たちの出番となる。
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ツキノワグマの大好物、ブナの実が繁っている。
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単純にブナ巨樹に出会えば、素直に喜んでしまうのは私だけであるまい。
ブナの森の乾杯だ。
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ブナ原生林は私にとって永遠のテーマである。
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ブナの森トレッキングを終え、振り返ればブナ森は霧に包まれ始めた。

■今日の動物たち
ニホンリス、カモシカの足跡、ツキノワグマの痕跡、ニホンジカの爪あと。
■今日の野鳥
カケス、オオルリ、コマドリ、キビタキ、キセキレイ、カワガラス、ミソサザイ、シジュウカラ。

by yuyugaku-ueno | 2009-06-22 15:04 | 登山


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