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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2008年 10月 10日

374 コウタケ狩り&マイタケ狩り

見置きコウタケとマイタケ下見
数日前、コウタケ狩りのとき、きのこを見置きしておいたので、今日、コウタケを回収するついでに、マイタケの下見と、明日からの遊悠学ツアーでのきのこ場を偵察することにした。
杉の造林地からコナラ帯を歩き、約1時間で目的地に着く。
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見置きのときは7センチぐらいだったコウタケは、1週間後には15センチに生長していた。
このシロは我輩しか知らない場所ゆえに、見置きが可能なのである。
このように見置きはきのこの生長をある程度予測できるので、確実に大きくなったきのこを収穫できる利点がある。
但し、激戦区での見置きは他人に採られるから、やめた方が得策だ。





合計3箇所、コウタケを収穫できたので、ブナ・ミズナラの原生林へ移動する。
今日は金曜日、土日に入山するきのこ狩りから5日、きのこマニアには本日が狙い目だが、幸い人はいない。
近頃、華金はだめで、華木がきのこマニアの出番になっているようで、もしかしたら昨日、マイタケは採集済みかもしれないものの、運を天に任せるしかあるまい。
マイタケがあれば良し、マイタケがなければ、それはそれでしかたない。
山の幸を求める、きのこハンターは山神様の手中にあり、与えられた山からの贈り物をありがたく頂戴するだけなのである。
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7年間、推定樹齢500年、幹周り7メートル、この老大樹に通い続けているが、マイタケはまだ出ていない。
いつマイタケが出るのであろうか、それとも我輩の寿命が尽きるのが早いか、楽しみは先になりそうだ。
3年前、遅出マイタケをこの付近で1本の木から15キロ採ったので、願わくば今日の今、マイタケ姫からプレゼントしてほしいが、繰り返すミズナラパトロールでの答えはない。
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何本も何本もミズナラを見回ったが、マイタケはない。
目の前のミズナラ尾根を上がれば、今日のノルマは終了する。
そのとき、コウタケ発見。
このコウタケシロは我輩にとって新しいシロだ。
マイタケ姫には嫌われてしまったが、コウタケ姫には好かれてしまったようだ。
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コウタケはミズナラの根に着生していて、共生しているようだ。
合計15個、収穫できた。
新規のシロなので、確実に忘れないように、脳裏に記憶させる。
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帰路、アケビがあった。

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今日の山の幸。
コウタケの大当たりだ。
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炒めて食べれば美味い、アケビも収穫できた。
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コウタケは天日乾燥させる。

■コウタケとシシタケ
今回、収穫したきのこはコウタケと記載した。
一般には雑木林でのきのこをコウタケ。
ブナ・ミズナラでのきのこをシシタケといっているが、コウタケとシシタケの区別は難しい。
後日、改めてコウタケとシシタケの違いを検証してみる。

by yuyugaku-ueno | 2008-10-10 15:01 | きのこ研究


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