植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2008年 06月 24日

238 裏女峰のイワナ調査2

イワナを見ながら、唐沢を遡行
旧栗山村では、ヤハズから女峰山の北面を流下する唐沢、三沢、深沢、野門沢の4本の沢を渓谷遡行における、タブーとされていた。
いわゆる裏女峰の渓谷がこれにあたる。
タブーとされる理由の大半は、沢遡行が険しいからである。
それでも、かつてサンショウウオ狩りにおける、最高のポイントがあって、地元の猟師の活躍する、フィールドがあった。
しかし、山中における炭焼きは絶え、サンショウウオ狩りも、仕掛けを実施する兵はいない。
現在、イワナ欲のある健脚者たちによる、裏女峰の釣行が行われているが、渓流における静寂さが残る、岩魚場を今に提供してくれる。
今日、久しく来ていなかった、唐沢の遡行にかかった。




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砂利とり場、上部にある堰堤。
遡行は堰堤からスタートする。
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イワナのいる大淵が遡行の歓迎をしてくれた。
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淵のあるゴーロ滝。
イワナの棲家になっていた。
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ハングした岸壁にナメ滝、8メートルが勢いよく流れている。
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中先沢が直滝で本流に出合う。
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唐沢の核心部、3段15メートルの滝が、遡行を阻む。
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落差4メートルの大釜滝。
唐沢最大の大釜で、イワナの良型が潜んでいる。
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唐沢中に堰堤があり、この上部で、唐沢は上唐沢と下唐沢に二分され、唐沢本流の核心部は終了する。
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下唐沢はイワナ不在。二俣の右沢、上唐沢にはイワナがいる。
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鉄柵の堰堤。
堰堤下の淵にイワナのポイントがある。
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チョックストーン状の釜滝。
イワナはいる。
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釜滝を越えれば源流帯ながら、水流は次第に伏流してしまう。
魚止め滝である不動の滝。
右岸の滝棚に不動明王があるはずだが、発見できなかった。
鹿沼山岳会の資料によれば、不動滝は落差12メートルと記録されていたが、今は7メートルしかない。滝付近の崩落で埋まってしまったようだ。
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不動滝上流は、水がなくなる。
唐沢とは涸沢からきているのではないか。
水量のない沢から判断してしまう。
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大笹牧場から、唐沢水源の日光連邦を望む。


イワナ調査を終えて
ニホンジカの奇声が聞こえる、唐沢ではあるが、日光方面への観光道路開発で、イワナの減少に拍車をかけているようだ。
かろうじて、唐沢本流部は廊下、滝、ゴルジュに守られイワナは健在だったことに対して、安堵してはみたが、上唐沢には明らかに、イワナの魚影は少なかった。
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by yuyugaku-ueno | 2008-06-24 15:53 | 渓流釣行記


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