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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2008年 09月 28日

352 マイタケ・マツタケ・ブナハリタケ狩り

雑きのこが出始めた
このところ気温が急激に低下、半ズボン、半そででは寒いので、足、腕までの衣類に着替えた。
これから秋になれば、さらに気温は下がり、そろそろ暖房器具が必要な季節となった。
清貧なる貧乏人を自負する我輩にとって、寒さが応える日々到来に少々戸惑いを隠せない。
寒さを持ち前の気合さえいれれば、どうにか生活はできる。
寒気襲来はやっかいであるが、一歩野外に出れば、夏きのこから秋きのこへと、生態系は掟通りの装いに訪問者を歓迎してくれる。
さて今日は我輩の悲しくもあり、嬉しくもあり、この世に生まれた日だ。
世間一般では誕生日を友人知人を呼んで、祝福するそうであるが、「自然空間に我輩はある」これを毎年どこかのフュールドで実施している。
本日、たまたま自然遊悠学の家にやってきた、きのこ好きの友人と、きのこ狩りを地元の山でやることにした。
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サマツが雑木林にあった。
学名のバカマツタケ、これはきのこに対して失礼だろう。
きのこ学会はどのような理由でこんな名前を与えたのか、疑問は怒りとなった。
サマツは炊き込みご飯に最適だ。





幸先よいスタートが切れた。
あとはマイタケを探すことにした。
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現在、秋は順調にやってきている。
コナラ、ミズナラの実は豊作、クリも例年以上に実りは良好、それを証明するクリの木のってっぺんに、クマ棚がいたるところに出来上がっている。
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ミズナラの根元にマイタケが出ていないかと、確認する。
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今が本番のヌメリササタケ。
強烈なヌメリは食欲をそそる。
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見置きマイタケは数日前に採られてしまった。
茎の残骸がミズナラの根に残っていた。
おそらく素人の仕業だろう。マイタケプロなら、きのこの出た場所は隠しておくのが普通の採集方法だ。
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三杯酢で戴ける、ハナビラニカワダケ。

友人は電車に乗り、都会人になった。
我輩は田舎人、一人でマツタケ山へ向かう。
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アカマツと共生関係を保つマツタケ、アカマツ林でマツタケを探す。
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マツタケは綺麗好き、そこで下草のないマツタケポイントを注目する。
しかし、マツタケはまだ出ていない。
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独特の香りを楽しむブナハリタケ。
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素晴らしい名前が与えられた、アケボノサクラシメジ。
味は大味でさほど美味くない。
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晩秋に出るブナヌメルガサが一足先に発生していた。
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本日の山の幸収穫。
マイタケとマツタケはないのが残念である。

by yuyugaku-ueno | 2008-09-28 16:05 | きのこ研究


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