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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2008年 09月 18日

333 マイタケ狩り&シシタケ狩り

マイタケ狩り銀座、シシタケ狩り田舎
どうゆう理由か知らないけれど、今年のマイタケ場における異常なる人、これには我輩とて対応に苦慮してしまう。
特に下野県境稜線はかなりの賑わいで、中には日参しているマイタケマニアがいて、これにはどうすることもできない。

10日以上、我輩のマイタケ場は開放していたので、今日、久しぶりで自分のマイタケテリトリーをパトロールすることにした。
しかし、本日も日参マイタケマニアに先行されてしまい、これには打つ手はない。
奴はどのコースをやっているのか、我輩は知る由もない。
やむを得ず、昨日、検討したシシタケ(コウタケ)狩り経由のマイタケ下見コースを歩く。
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昨日のニュースで、東京都下多摩川上流にて、有名な単独登山家(我輩は知らない)が奥多摩山中をジョギング中、ツキノワグマに襲われ、鼻と腕をかじられ、からうじてクマからはなれ、人家に助けを求めた。
こんな事件があった。
我輩も今年4回、ツキノワグマに出会ったが、1度も飛び掛られたことはない。
写真の枝はツキノワグマがコナラに登って、ドングリを食べたあと、枝を捨てた痕跡を残した状態なのだ。
これを発見したきのこ狩りでは、最新の注意が必要となる。
今年は実ものが豊作なので、当然、クマも実を食べに尾根にやってくる。
きのこ狩りはそれなりに重要であるけれど、クマに追っかけれれて、かじられたら大変だ。







きのこ狩りに夢中になって、クマ対策を怠れば、奥多摩クマ事件の下野版になってしまう。
「注意せよ」といっても、キュロキョロしていては肝心のきのこ狩りはできない。
ここでは余計なことは考えず、前向きに歩くしかあるまい。
我輩の場合「クマさん、俺は栄養不足で骨と皮しかないから、マズイので食わないで」こんな心理状態で山中を歩いている。

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ミズナラの根元にマイタタナなし。
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ナラが林立するマイタケ場。
しかし、足跡だらけでマイタケはいっこうに発見できない。

場所を移動、雑木林へ向かう。
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雑木林にアカマツが混じれば、いろいろなきのこが自生している。
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ヌメリササタケ。
コナラ、アカマツ林を好んで生える。
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スギタケ。
山ハンノキに寄生している。
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コナラに寄生し、猛烈に樹木を腐らせる、ナラタケ。
料理すれば黒く変色するが、良質な出汁と歯応えが賞味できる。
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シシタケ。
コウタケとシシタケの区別は難しい。
山形県の郷土料理に欠かせない、最高優良出汁が期待できる。
但し、天日乾燥させる。
こうすれば、生より味か数段アップする、山形県の生活の知恵だ。
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昨年、我輩のシシタケシロを他人に奪われ、悔しい1年間を過ごしたが、今年は早めの出勤が功を奏し、シシタケの大型をゲットした。
マイタケは不発だったが、シシタケは当たりだ。
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澄まし汁に使う、ショウゲンジ。
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アカヤマドリは大きすぎて収穫できない。
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シシタケは風呂敷で包んで持ち帰り。
ありがとうございます。
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今日の山の幸。
シシタケが光る。

by yuyugaku-ueno | 2008-09-18 16:45 | きのこ研究


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