2008年 05月 17日
林道の終点にマイカーを駐車する。 ここまで林道は悪路のため、マイカーは腹を突いて、難儀した。 特に側面ははみ出した樹木の枝で、傷だらけになる。 山頂部に残雪を残す、箒川水源の山々を望む。 眼下の本流は深く切れ込み、ゴルジュ、廊下、滝が連なる峡谷だ。 渓流沿いの山道を歩く。 イワナを釣るには数時間の徒歩を要するのが、イワナ釣行には欠かせないつらい登山となる。 ここはじっくり辛抱強く歩くしかない。 要約、期待している本流に到着。 幸い、本日の先行者はいない。 本日の天気、晴れ。水温5度。 一投目でイワナのアタリ。 幸先が良い。 今年の釣り込みはまんざらでもない。 30年ぶりのイワナとの再会に感動する。 いつきイワナの魚体はいつみても、あきない美形である。 この岩魚にあいたいため、かなりのアルバイトに耐え、その結果、期待のイワナとの遭遇になった。 落ち込みの淵を探る。 すかさずアタリ、合せ、竿が曲がる。 深山幽谷のイワナが淵から姿を現す。 巨岩のゴーロ帯となる本流。 イワナのポイントはさすが本流と思える、渓相に惚れ惚れしてしまう。 しかし、かつての大淵は土砂で埋まり、ポイントが浅くなっている。 淵底からイワナの登場、いつきのイワナはいつみても美しい。 大淵が出てくる、本流部。 これからが、イワナ場になる。 待望の尺近いイワナ。 渓流の王様にふさわしい、いかつい岩魚顔、このイワナに惚れ込んだ結果、永遠とイワナ旅が途切れることなく今も続けられている。 イワナは釣り人を誘惑する魅力があると思う。 広川原を越えれば二俣になる。 本流イワナ遡上を止める、岩魚止めの滝。 イワナ偵察釣行を終えて。 私にとって、再び男鹿山塊のイワナ止め滝探訪は30年振りの釣行となった。 かつての魚影はないが、相変わらず渓流は依然として存在し、30年後の渓谷は樹木の生長はすこぶる順調。それに反して、我が身体の衰えは確実にあり、たた強固な精神のみがイワナという渓魚に会う手段だ。 それでも、「イワナ我が伴」これがある限り、我が生涯を賭けたイワナ探訪は今後も果てることなく続行する覚悟だ。
by yuyugaku-ueno
| 2008-05-17 20:40
| 渓流釣行記
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