2008年 03月 13日
■ノカンゾウのあらすじ フキのとう同様に雪解けすれば芽をだす、早春の山菜。 ■分布 本州、四国、九州。 北海道にはヤブカンゾウ。 ■方言あるいは愛称 カンゾウ。ヒメコユリ。 ■生育地 原野、山地の湿ったところに群生。 ■特徴と鑑定 葉が2列に束生する広線形の多年草。 7月ごろに茎の先端に橙黄色の6弁花をつける。 朝開花、夕方にはしおれてしまう一日花。 高原に咲くニッコウキスゲもノカンゾウの仲間。 ■薬用効果 蕾を茹で上げ、日干し乾燥品を煎じて飲むと熱冷ましに効果的。 ■採集時期 新芽は3~4月。 花の蕾は6~7月。 ■利用部位 新芽、蕾、花。 ■採り方 若芽は根元をナイフで切る。 蕾は手でちぎり採る。 ■下ごしらえ 軽く水洗い、水切り。 ■料理 早春の新芽、初夏の蕾と花。同一山菜で、二度味覚が楽しめる。 ■若芽のおひたし 1 下ごしらえしたノカンゾウを熱湯で茹で上げる。 2 1を手で搾る。 3 器に盛りつけ、糸かつおを天盛り。 ■特選お勧め新芽、蕾、花の芥子酢味噌和え 1 下ごしらえしたノカンゾウを熱湯で茹で上げる。 2 1を冷水にとり、水切り。食べやすい大きさに切る。 3 辛子酢味噌の中に、2を入れ和える。 4 器に盛りつけ、なるべく早く食べる。 ■新芽、蕾、花の天ぷら 1 下ごしらえしたノカンゾウの新芽、蕾、花を天ぷら粉と混ぜる。余分な粉はふいいおとす。 2 160度に暖められた天ぷら油に1の山菜に揚げ衣をつけて、揚げる。 3 2を皿に盛りつけ、天塩をそえる。 ■孤軍奮闘記 ヤブカンゾウは茎頭に八重咲きの花をつける、ノカンゾウよりやや低地に自生地がある。料理では同じ要領でかまわない。但し、ヤブカンゾウはアリマキがついていることが多く、採取の際にきれいな花を採る。いずれも中国からの帰化植物。 ■『植野稔のホームページ』をどうぞ。
by yuyugaku-ueno
| 2008-03-13 09:09
| 山菜図鑑
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