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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2008年 02月 11日

27 渓流釣り入門 8 オモリ

8 オモリ
オモリの役目
 渓魚の定位するポイントに、素早く、正確に仕掛けを振り込むために、仕掛けの重心を下部に位置することによって、間違いなく自分で定めたポイントに振り込む、一連の竿捌き動作に重要な位置を占め、仕掛けの中心となるといっても過言ではない。
 また、釣行当日における日和を読み、最適サイズのオモリを選んで装着する。
 竿、道糸、ハリス、目印、ハリを決定。仕掛けのラストはオモリである。釣り具販売店に陳列されている製品のなかから、最良品を選んでみたい。

オモリの種類
 1 ガン玉
  球形なので水抵抗は少ない。B、2B、3B、4B、5Bのなかから選ぶ。
 2 割りビシ
  楕円形なのでやや水抵抗がある。大、中、小のなかから選ぶ。
 3 ゴム入りガン玉
  ガン玉の割れ目にゴムが入っている。水抵抗は少ない。B、2B、3B、4B、5Bがある。
 4 平鉛オモリ
  板状鉛を切って使う。

 お勧めのオモリ
  オモリの種類1、2、3、4のなかから、1または3を釣行目的別に使い分ける。
 
最後の審判
  ナチュラルなエサの流れを演出するオモリ

  イワナ、ヤマメはそれぞれのポイントに定位している。例えば勢力のある大型魚から、エサの集まりやすい(ミヨという)場所に陣取る。
同一のポイントであれば「大型魚から釣る」これは渓流釣りの鉄則。それに対して、釣り人側の仕掛け、特にオモリ選びが重要になる。
  「自然に流れ下るエサを常食している」この渓魚を釣るには、仕掛けに付けたオモリを正確に選び、流速にあうように仕掛けを流す、竿捌きを実行する。このとき、できる限りオモリを軽くすることが重要になる。
  オモリ選びの決定を下すとき、自信を持った仕掛けに対して、一尾の渓魚に嫌われた場合、即、仕掛けを再点検する繊細な神経を駆使、調整を怠らない釣り人の心がけが大切に思う。
  最後に、正確に選んだ仕掛け、限りなく微細に考慮したものでも、自然流下エサのあるがまま状態に比べて、誰が、どのような手段を用いても、仕掛けにおける水抵抗の物理的要素を払拭することは不可能だ。
 しかしながら理想の仕掛けをつくり、渓魚と対峙する釣り人の努力を永遠に続行する、挑戦の強欲を持つことを忘れてはならないだろう。
  さらに申し上げれば、渓魚からのメッセージとして、釣り人側における単純極まりない無駄な努力に「馬鹿馬鹿しく、あざ笑う」こう言われて、一蹴されてしまう。


■『植野稔のホームページ』をどうぞ。

by yuyugaku-ueno | 2008-02-11 09:17 | 渓流釣り入門


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