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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2008年 02月 07日

23 渓流釣り入門 4仕掛け

4 仕掛け

竿の適応ハリス
 カーボンロッドに対応できる、許容限界ナイロン糸の太さが指定されている。
竿によって、例えば適応ハリス0.8号までと指定されたカーボンロッドの場合、その使用ハリスまでなら、ロッドは損傷することなく現地使用可能。誤って適応範囲外使用について、竿は破損してしまうことがあるから、仕掛けつくり前に注意をはらう。

3パターンの仕掛けをつくる
 長仕掛け
 竿全長より、50~80cm.短くつくる。
 中仕掛け
 竿全長の半分の長さの仕掛けをつくる。
 短仕掛け
 一ひろ、約1.8m.の仕掛けをつくる。

 実践仕掛け
 一般的な仕掛け
 道糸、目印、ハリス、オモリ、ハリを組み合わせる。
 通し仕掛け
 道糸、目印、オモリ、ハリを組み合わせる。
 以上、2法で仕掛けをつくる。

 本流などの大淵を釣る長仕掛けをつくる
 竿7.1m.の場合
 道糸 0.6号 6.5m.
 ハリス 0.4号 25㎝
 目印 ナイロン目印を道糸に3ヶ所つける。
 オモリ 2B
 ハリ ヤマメ0.7号~0.8号

 沢釣りに役立つ通し中仕掛けをつくる
 竿7.1mの場合
 道糸、ハリス 0.4号 4m
 目印 ナイロン目印を道糸に2ヶ所つける。
 オモリ 2B
 ハリ ヤマメ8号

 小沢釣りでの短仕掛け、通し仕掛けをつくる
 竿7.1m.の場合
 道糸、ハリス共通 0.4号 2m.
 目印 ナイロン目印 道糸に1ヶ所つける。
 オモリ 2B
 ハリ ヤマメ0.8号

山釣りでの実践
 サラリーマンの休日を利用する釣行日を確保できた。マイカーあるいは電車、バスを使い山地へ出漁。なんとなく獲物を求める野性の証が甦り、多少緊張する。はやる気持ちをおさえて、フッシュオン。この場面から渓魚と釣り人の喜怒哀楽はスタートする。

一歩前進
 前記の通り、仕掛けには道糸、ハリスの普通仕掛け。道糸だけの通し仕掛けの二方法がある。前者は根がかり、木の枝掛かりなど、仕掛け切れをハリス切断ですむ。後者はハリスなしであるから、結節強度(結び目があると魚に対して切れやすい)が一ヶ所少ない有利さがあり、大物魚をヒットさせたときに大いに役立つ。
 最初の釣行から仕掛けつくりは、通し仕掛けをつくり現地へ向かうやり方を勧める。例えば、10年に一度巡り会った大イワナ格闘に遭遇、こんなとき簡単に仕掛け切れを何度となく経験したことがある。せっかく大物を掛けたのに、仕掛けに不備で魚を捕り込み逃がすのは残念で、悔やみきれまい。
「渓魚を手にする」これが渓流釣りの原点だ。と断言してよかろう。また、仕掛けつくりの際、これから出漁する釣り場を考え、最適仕掛けを自問自答しながら仕掛けをつくる楽しみもある。


■『植野稔のホームページ』をどうぞ。

by yuyugaku-ueno | 2008-02-07 12:05 | 渓流釣り入門


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