植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2011年 09月 10日

1642 アマゾネス

「癒し」
何らかの形で人の癒しはある。
自然、趣味、動物など癒しの対象は多々ありそうだ。
手っ取り早い犬猫が一般的であろう。
主人に徹底服従するイヌに対して、家を居とするネコがいる。
なかには愛玩するあまり異常なほど太らせ、よたよた歩きの犬猫を見かける。
これらは動物虐待といえる有様だ。
イヌかネコ。
どちらを家庭で飼育するか、癒しの程度を計ることができる。

下野三依地区にも動物はいる。
クマ、サル、イノシシ、キツネ、タヌキなど野生動物は山に暮らしている。
その野生そのものの生き物、アマゾネスと名づけたネコがいる。
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他人を無視するアマゾネス。
全く気を許すことなく、絶えず警戒心を怠らないでいる。

家を持たない野良猫がアマゾネスだ。
中三依地区中心をテリトリーに生きている。
家がないから食事は自前のハンターに頼るしかない。
当然、小動物が獲物である。
この野生アマゾネス、暮らしぶりを確認したくて、こっそりあとをつけてみたが、あっさり草むらに入ってしまい、行動の詳細は不明、なかなかしたたかに生きている。
奴の暮らしている中三依地区には多数の空家があるから、アマゾネスはその一軒を住処にしているようだ。
アマゾネスにとって最大の天敵が同じネコ科のハクビシンである。
奴らの食事は生餌であるから競合してしまう。
当然、争いは起こる。
ハクビシンより半分しか体重で闘争、時折、傷だらけのアマゾネスを見かける。
かなりの喧嘩でできた傷だ。
それでも自分自身の唾液でハクビシンにやられた生傷を治す能力を持っている。
こういってしまえばアマゾネスは弱いネコのように思えるが、奴が闊歩する中三依メインストリートを1歩歩けば、他のネコは迂回して逃げる。
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アマゾネスが唯一心を許す一軒の家。
そこには常に餌がある。
私がいると必ず逃げるアマゾネスながら、1回写真を撮ることを許された瞬間だ。
鋭い眼光、イリオモテヤマネコの似ている。
野性の餌にありつけなかったとき。数日に1度やってくる。
「ネコにマタタビ」ネコにとって麻薬であるマタタビを、一軒家の主人が与えると、横になって昼寝をしていく。
餌を与えるバ様のいう「ゴロンしていきな」といえば気を許し、一休みする。
アマゾネスとて唯一の安らぎであり、自らを癒すときがある。

奴は三依地区のボスネコなのだから当然といえる。

餌の乏しい冬、1月から根雪となり、やがて積雪は70センチ。
飼い主不在の野良イヌは暖かい南部へ移動する。
しかしアマゾネスは三依地区にとどまること5年に及んでいる。
寒さがピークになる厳冬期氷点下10度に達しても、雪面にアマゾネスの足跡がある。
寒くてもハンターは継続するアマゾネスの活躍が冬でも見られ、逞しく生きている様子が分かる。
理解のある1軒屋主人の住人になれば不自由なく暮らしていけるのに、アマゾネスは自分のプライド通り、野生で過ごす日々を選択、山暮らしは今も続いている。
その野生の生き方に共感、癒される。
私はイヌ、ネコには興味はないがアマゾネスは別だ。
アマゾネスを見るたびに、「頑張って生きろ」と。。。。。
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by yuyugaku-ueno | 2011-09-10 12:41 | 身辺雑記


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