2010年 02月 28日

925 イワナ飼育

天然イワナを殖やす試み
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荒川水系、入川、大洞川、滝川といえば、イワナ釣り入門の際、足繁く通った渓谷だ。
当時、渓流沿いにトロッコ列車が走り、荷物代わりに台車に乗せてもらい、イワナ場までのアプローチを短縮、トロッコ列車終点から、奥山へ向かい、奥秩父イワナを求め、荒川の渓谷を釣行、原全教「奥秩父」、武田久吉「渓谷」、清水武甲「秩父」などの山岳名著を読みあさり、一喜一憂しながら山先達の足跡を追い求めた。
特に、原全教の奥秩父Ⅰ・Ⅱにおける荒川水系源源流域を完全網羅していて、拙者の単独源流イワナ調査に対し、バイブルみたいな本となり、大いに釣行参考資料として欠かせない存在であった。
当然、荒川水系イワナ調査手引書が拙者側にあり、名だたる渓谷探訪が終了した。
若かりし頃の奥秩父こそ、拙者の岩魚原点があり、しばらく奥秩父イワナとの戯れを愉しんだ。
その後、奥秩父における自然環境破壊(森林伐採)からの影響で、先達者から愛されていた、名渓谷が土砂に埋まり、一部を残して、渓谷は消滅してしまう。

かつての奥秩父渓流消滅に伴い、拙者の出で立ちは奥秩父から消えたのである。
およそ30年余の歳月が過ぎようとしている

それからの奥秩父渓流は知らない。

2009年11月、第2回岩魚サミットが只見で開催され、その時、奥秩父をホームグランドとしている、荒川水系渓流保存会の某氏が拙者主催の岩魚サミットに参加され、イワナ移殖放流に関して貴重なご意見を頂戴した。
聞けばイワナ親魚の確保、採卵ん受精、孵化、成魚イワナ飼育、拙者の岩魚観と相通じる部分があって、一度、イワナ飼育場へお邪魔することに決めていた。


荒川水系渓流保存会のイワナ愛好家の皆様と、記念撮影する。

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親イワナのいる池。
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雄親種イワナ、奥秩父いつきイワナだ。
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拙者がかつて親しんだ、奥秩父源流イワナの子孫に似ている魚紋である。
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2010年誕生したイワナ稚魚。
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稚魚から成魚イワナまで飼育する池。

1998年スタートした、奥秩父イワナ稚魚誕生プロジェクトがここに成功している。
イワナ絶滅地区へのイワナ稚魚放流に対して、荒川水系渓流保存会が育てたいワナであれば、拙者が認めたいワナであるから、誰一人異論を唱える人はおるまい。

かつての奥秩父イワナを再び復活させる、荒川水系渓流保存会の諸氏の試みに対し、心から拍手をおくりたい。
ご活躍を期待しております。
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by yuyugaku-ueno | 2010-02-28 17:03 | 身辺雑記


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