朝の陽光が山地斜面を照らす。
湿原の水コケ、冬仕度の最中である。
初冬ながら、盛んに芽を出すクレソンは逞しい。
すっかり落葉してしまった、下野の雑木林。
雑木林への探査路に落葉があって、心地よいトレッキングとなる。
尾根道にルートを求める。
ガマズミの実が熟している。
地衣類に樹肌がはびこり、紋様となる。
午後から別の雑木林へ。
何回も訪れている雑木林だが、新たな出会いが今日も待っているだろう。
カヤの穂、地上に種をまく。
『犬も歩けば棒にあたる』何が出てくるか楽しみだ。
誘われるように山道を歩く。
雑木林ではアカマツとて、理想の樹形になることなく、ただ真上に伸びるだけである。
貫禄があるヤマザクラ。
植林されたソメイヨシノに比べて、ゆっくりじっくり生育していく。
雑木林の主役、コナラ。
下野山麓にあるクワ。
かつて養蚕の葉として育てられたが、時代の推移で蚕は衰退、クワはそのまま見捨てられたままである。
低地から高山まで生育地があるケヤキ。
老樹になれば樹肌に渦巻き紋様ができる特徴を示す。