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植野稔の自然遊悠学 イワナだ! ヤマメだ! 山菜だ! きのこだ!!

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2009年 11月 14日

799  自然遊悠学実施総括

2009年度自然遊悠学総括
月めくりカレンダーの枚数が1枚となった。
今日は11月14日。明日15日から全国的に狩猟が解禁となる。
ヤブ山が多々ある下野、会津の山地も一斉に獲物を求めて山狩りが行われる。
「ズドーン」一発発射された砲弾が、ツキノワグマ、ヤマドリ、ウサギ、ニホンジカを襲う。
『殺生は岩魚だけ』こう決めた我が人生だから、私の獣狩りは一切ない。
素人狩猟家による誤射、毎年、当たり前にマスコミから報道されている。
狩猟解禁山入りで、無駄死には避けたい。
まだまだ無限大に山学をやらなければ、自分の生涯を賭ける仕事の大願成就はないのだ。
だから今日で自然遊悠学プログラムは事実上、終了する。

還暦を半ば過ぎ、かなり年をとっている。
それでも、渓のおきな現役75歳宣言をしている。
私は80歳まで、イワナ釣り師として役目を担ってほしいと、渓のおきなに申し上げた。
これまで、606060(ろくまるろくまるろくまる)運動を自分のノルマとした。
60歳まで、60リットルのザックを背負う、60センチのイワナを釣る、こんな目標を持って半生をおくった。
今、人生の折り返しに当たり、606060から、806060運動に切り替えている。
私のイワナ熱は衰えを知らず、未だ20歳台のイワナ情熱を持っている。
渓のおきなも同じことを言っていた。

さて今年の山の幸狩りをみていこう。

イワナ釣り
岩魚5ヵ年計画初年度、目標の渓入りは5割程度、ほとんど目的を達成されることなく終わった。
世の中不景気嵐が、我が自然遊悠学スケジュールをあっとゆうまにのみ込み、半数程度の実施と相成ったことが影響し、遠征釣行を計画倒れにした、経済的理由による。
それでも3本の主要渓流を調査できた喜びはある。
60イワナを釣ることが岩魚浪漫であったのが、36どまり、人跡まれなゴルジュ突破挑戦できなかったからだろう。
2010年、我がイワナ旅50年、記念の年になる。
そこで新たなイワナ旅として、これまでにイワナ移殖放流源流地へのイワナ釣行を決行する決意で望む。
それは老体に鞭打つ過酷な源流遡行になり、新たなイワナ放流を実施するイワナ旅でもあるから、未来のイワナ釣り師へのイワナ自然遺産を我が手でやることにした。
乞うご期待ください。

山菜狩り
山間部積雪量減少が響き、山菜発生の盛り前倒しがあって、一斉山菜発生となってしまい、良質山菜出番、採集時期がずれてしまう。
それは結果的には山菜採集不能となり、山菜を休める年になった。
毎年、同一場所での山菜狩りとなれば、山菜枯渇に陥ることがあるから、そのことを考えれば良かったのだろう。
幻の山菜、ギョウジャニンニク自生地新天地を執念で発見、今年の山菜狩りにおける唯一の朗報となる。
2010年、新天地ギョウジャニンニク自生地候補地があるから、これは確実にものにしたい。

薬酒
サルナシ、マタタビを仕込めた。
念願だったチョウセンゴミシを長野県で採集、幻のチョウセンゴミシ薬酒をつくることができた。
また、きのこの珍種、チョレイマイタケを下野で発見、早速薬酒にして、植野稔薬酒コレクションの輝かしい1ページを飾る。
2010年、幻の薬酒づくり、あと1個。未だ挑戦は継続する。

きのこ狩り
8月のチタケ(チチタケ)、9月のマイタケ、10月のマツタケ、ホンシメジ、コウタケ(シシタケ)いずれも不作。
山入りしても、毒きのこすら発生しない凶作年が今年のきのこ事情だ。
当てにしたきのこが出ていないので、現金収入が半減、自然遊悠学運営に支障をきたす結果に、改めて自然が恵んでくれる、山の幸狩りの不安定さに一喜一憂した。
いまどき大量の雨が今降っているが、もっと早いきのこ時期に降ってもらいたかった。
2010年、平年並みの雪、平年並みの雨、平年並みの晴れ間がバランスよく安定した天候を願うばかりである。
きのこ最終章、ナメコ狩り、何とか平年並みの収獲があり、来年に向けた希望のきのこ狩りで今年は終わった。

by yuyugaku-ueno | 2009-11-14 15:28 | 自然遊悠学


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