2009年 07月 25日

691 入澤美時さんを偲ぶ

新ホームページ出来ました。
携帯でも見られます。
http://yuyugaku.com/
自然遊悠学教室スケジュール
お申し込み・お問い合わせ
他、現在追加中です。

お世話になった編集人が亡くなった

久しぶりに我が家にやってきた古い釣友、瀬畑氏から、入澤さんが亡くなったことを教えてくれた。
東京、銀座4丁目に入澤企画制作事務所を構えた昭和58年春、突然、埼玉にあった実家に電話があり、渓流釣りの本を発行しませんかと連絡があった。
私は両手を挙げて賛成し、早々に入澤事務所を訪ね、イワナ、ヤマメ釣り釣行記スタイルの本に向かって取材を敢行した。
昭和59年春、「源流の岩魚釣り」冬樹社刊による植野稔初単行本が世にデビューしたのである。
その時代、釣り雑誌におけるイワナ釣り分野といえば、簡単な地図、簡素な内容の釣り記事しかなく、私が源流の岩魚釣りに書いた新スタイルのイワナ釣行記に世間の注目が注がれ、源流岩魚釣りブームのきっかけとなった。
それから何冊かの単行本、ムック本を入澤氏は私と組んで次々に発売、釣り本における渓流釣り本による、渓流スタイルをある程度完成させた。
しかし、入澤氏とはイワナ釣り真髄における捉え方に相違があり、私は独自のイワナ道を歩んだことで、彼とは縁遠い人となった。

あれから20年余、入澤氏が2009年春、亡くなったことを知った。
それからの入澤氏は陶磁器関係のムック本が骨董ブームによる効果もあって、そつなく成功していたと聞いていた。
彼はいつも時代の先端を読み、世の流れの本を発行、私との出会いでは岩魚釣りブームを彼が率先してリードしたことは疑いのない事実である。
今改めて源流というイワナを考察すれば、幻の岩魚釣りではなかったかと私は考えている。
源流岩魚釣りが終焉した現在、イワナという日本における、冷水域に棲息できるイワナだけが残った気がしてならない。

いずれにせよ、源流というイワナ釣りを私にデビューさせてくれた入澤氏に対して、紙面では失礼ながら、お礼申し上げます。
袂を分かれた入澤氏とはさまざまな問題があったのは釣り人ならご存知のことだ。
けれども彼は亡くなり仏様になった。
すべてのことを渓流に流し、入澤氏のご冥福をお祈りいたします。
合掌。
お疲れ様でした。
天国でゆっくりお休みください。
[PR]

by yuyugaku-ueno | 2009-07-25 14:53 | 身辺雑記


<< 692 植野稔チタケ商店開...      690 チタケ探し >>